猫の慢性腎臓病|岐阜県可児市 - 可児フレックス動物病院

可児フレックス動物病院
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ネコの慢性腎臓病は早期発見・治療で余命が増えるのをご存じですか?

最近 ネコちゃんの慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease)がたいへん増加してきています。高齢のネコちゃんで発症することが多く、進行性の病気ですので ネコの慢性腎臓病(CKD)は治らない、治療してもしょうがないといった話もよく聞こえてきます。たしかに一度慢性腎臓病になった子は完治することはありません。ただうまくコントロールできればかなり元気な状態で長生きできるケースも少なくありません。ここでは当院で治療してきた慢性腎臓病のネコちゃんたちの経過などをお伝えすることにより、慢性腎臓病(CKD)で頑張っている子を観ている方たちへのエールになればと思い、立ち上げてみました。

眠る子猫
ネコちゃんの
種類・治療開始時の年齢
治療開始時の
腎臓機能を示す数値

BUN(尿毒症値) 正常値:8-30
Cre(クレアチニン値) 正常値:0.5-2.0
最も悪い数値を
示した時の値と時期
死亡するまでの期間
(生存中の子は2016.2月現在の状態)
日本猫 
11才8ヶ月齢
BUN:39
Cre:3.8
BUN:143
Cre:12.9
(開始より51日後)
1年3ヶ月

途中 治療の中断期間あり。
日本猫 
8歳
BUN:52
Cre:3.3
BUN:140
Cre:11.9
(開始より1年10ヶ月時)
生存中 10歳4ヶ月
(治療開始より2年4ヶ月)
日本猫
13歳
BUN:33
Cre:2.6
BUN:86
Cre:2.9
(開始より8ヶ月時)
生存中 19歳
(治療開始より5年9ヶ月)
日本猫
約8歳
BUN:52
Cre:3.3
BUN:140
11.9
(開始より1年10ヶ月)
生存中 約11歳
(治療開始より2年5ヶ月)
ロシアンブルー
約5歳
BUN:131
Cre:7.4
BUN:149
Cre:11.0
(開始より48日後)
8ヶ月
遺伝性腎形成不全の疑いあり。
雑種猫
10歳
BUN:135
Cre:10.2
BUN:135
Cre:10.2
(開始時)
生存中 11歳
現在BUN,Creとも正常値内にて良好。

ネコちゃんが慢性腎臓病(CKD)になると飲水量、尿量の増加とともに体重が減少する傾向がみられます。少しでも早く異常を発見し、進行予防や治療を開始することにより何もしない場合に比べ、約3倍も長生きできるといった報告もされています。
当院では慢性腎臓病(CKD)の診断から5年以上も元気に暮らしているネコちゃんが何頭かおります。慢性腎臓病になったからと言って すぐにあきらめずにきちんと診断・治療をすることにより、1日も長く元気に暮らせるよう頑張りましょう。

ちなみに以前は腎臓の慢性的な機能低下を「慢性腎不全」と言っておりましたが、最近では「慢性腎臓病(CKD)」と呼ぶ方が普通になっております。

足をなめるネコ